グローバルに展開するアパレル企業にふさわしい事業運営体制の構築に向け、健全性・透明性の保持と迅速な意思決定のための体制整備、コンプライアンスの徹底やリスク管理を含めた内部統制の強化を図っています。
これらの取り組みを通じて、ステークホルダーとの良好な関係を築くと共にコーポレート・ガバナンスの更なる充実を目指し、当社の経営基本方針である企業価値の継続的な向上に努めていきます。
当社グループは、「私たちは、ファッションを通じて、人々の心を輝かせる価値を創造し、明日を生きていく歓びを、社会と共に分かち合います。」という経営理念のもと、「ファッションエンターテインメントの力で、世界の共感と社会的価値を生み出す。」をパーパスとして事業を展開しています。グローバルに事業展開するファッションアパレル企業にふさわしい事業運営体制を構築するため、健全性、透明性が高く、迅速な意思決定を可能とする体制を整備し、情報開示を行います。併せてコンプライアンスの徹底やリスク管理を含めた内部統制の強化を図ります。これらの取り組みを通じて、すべてのステークホルダーとの対話を通じて良好な関係を築き、コーポレートガバナンスを充実させ、当社の企業価値の継続的な向上に努めてまいります。
すべてのステークホルダーとの積極的な対話を通じて身体的にも精神的にも“幸せ”な状態で活躍していく社会を実現します。事業活動に関わるすべての人々が、サステビリティ方針、人権方針、環境方針および社会方針を尊重し、持続可能な社会に貢献します。
(1)株主との関係
・会社の最高意思決定機関である株主総会における議決権行使が適切になされるよう、必要な環境整備を行います。
・適切な株主配当および自社株買い等による株主還元の充実に努めます。
・株主総会における議決権行使や剰余金配当支払いにおいて、株主をその有する株式の内容および数に応じて平等に取り扱います。
・持続的成長と中長期的な企業価値の向上を実現するべく、資本効率にも配慮しながらバランスの取れた資本構成の実現と適切な経営資源の配分に努めます。
・株主との建設的な対話を通じ、持続的な企業価値の向上に資するよう努めます。
(2)従業員等との関係
・共に働くすべての仲間が、身体的にも精神的にも“幸せ”な状態で活躍できるように、ダイバーシティ、従業員幸福度、健康・安全、公正な労働については、重要なマテリアリティとして設定し、環境の改善に努めてまいります。
・変化の時代に対応するために人財の教育と開発に投資していきます。
・内部通報窓口を設置し、就業規則、法令に違反する行為またはその恐れのある行為について通報を受け付けます。また、弁護士事務所を社外の通報窓口として設置します。
(3)お客様との関係
・多種多様なブランド群の個性を生かし、ファッションエンターテインメントの提供を通じて、お客様満足の向上に努めます。
・品質の安全性を基本として地球環境に配慮し、お客様に安心してご利用いただける製品・サービスを提供するための管理体制を整え推進します。
・お客様に製品・ブランド情報を正確にお伝えするために、適切なコミュニケーションに努めると共に、社員の教育を充実していきます。
(4)取引先との関係
・法令・社会規範を遵守することをすべての取引の基本とし、公正な調達をグローバルに推進します。
・公平で対等なパートナーシップを構築し、透明で自由な競争のもと、適正かつ合理的な取引を行います。
・取引先と共に、環境や人権等への配慮に向けて体制を構築していきます。
(5) 社会との関係
・従来のステークホルダーの枠にとどまらず、地域社会と共創し、パーパスを実現します。
・地域社会の一人一人の人権を尊重すると共に、地球環境への負荷を低減する商品・サービスの提供や資源の有効活用に取り組みます。
(1)取締役会および取締役
・取締役会は、業務執行取締役による業務の執行を監督すると共に、自ら重要な業務執行の決定を行います。
・当社の取締役の員数は10名以内とすると共に、原則としてうち3分の1以上を社外取締役とします。また、取締役の任期は1年とし、再任を妨げないものとします。
(2)指名・報酬諮問委員会
・当社は、取締役会の諮問機関として、指名・報酬諮問委員会を設置します。
・指名・報酬諮問委員会は社外取締役および一部の社内取締役により構成します。独立社外取締役が委員長を務め、全体の過半数を社外取締役により構成します。
・指名・報酬諮問委員会は以下の事項を審議し、取締役会に対して答申します。
-当社の代表取締役、取締役社長、取締役、その他経営幹部の選任および解任(選任および解任の要件を含みます。)
-当社グループ各社における取締役社長、取締役、その他経営幹部の業績評価、報酬体系および報酬水準
-当社役員報酬の決定に関する方針
(3)監査役会および監査役
・監査役会および監査役は、株主の負託を受けた独立の機関として、健全かつ公正な経営を実現するべく、取締役の職務執行を監査します。
・監査役は原則として半数以上を社外監査役とします。また、監査役の任期は4年として再任を妨げないものとします。
(4)会計監査人
・会計監査人による監査の品質を担保するため、十分な監査時間を確保し、取締役社長を含む各取締役並びに幹部従業員との対話の機会を設け、監査役会および内部監査部門との連携を進めます。
(5)サステナビリティ委員会
・取締役社長の諮問機関とし、サステナビリティへの取り組みを拡大させると共に、ガバナンスを強化、推進する機能として「サステナビリティ委員会」を設置しています。経営理念・パーパスと連動したサステナビリティ戦略の立案・実行・管理体制の整備等を行い、ビジネスを通じて社会問題の解決に貢献します。
以上
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TSIホールディングス グループは、経営理念およびミッションに適った企業活動を通じ企業価値の増大を図ると共に、安定的かつ持続的なグループ企業基盤を構築し、企業活動の持続的発展を実現することを目標としています。安定的な事業継続に向けて不確実性をリスクと捉え、これらのリスクに対処するために、取締役会の諮問機関として「内部統制システムに関する基本方針」に基づき、当社グループのリスクマネジメントおよびコンプライアンスを統括する「リスクコンプライアンス委員会」を設置しています。毎年監査を実施し、正常に機能していることを確認しています。
災害発生時において、安定した事業継続あるいは事業の早期復旧ができるよう、平常時からリスクを的確に管理し、事業継続計画(BCP)体制を構築しています。
代表取締役社長を委員長とし、当社グループに損失を与えるリスクを常に評価、検証し、認識された事業遂行上のリスクについて、未然防止策の策定や定期的な分析を通じて潜在的なリスクのコントロールを行うと共に、リスクが顕在化した時には、損失を最小限に留めるための体制を構築しています。
事業を行う国および地域の法令、就業規則・ルールおよび社会規範を遵守することで倫理的な責任を果たし、いかなる時においても直接・間接を問わず、腐敗行為※に関与することを容認しません。また、当社グループで働く全ての役員・従業員だけでなく、すべてのお取引先様に対しても当社グループが定める腐敗防止の取り組みに努めていただくことをお願いしています。腐敗行為を発見した場合はホットラインで通報することとしています。
※腐敗行為とは、権限を濫用して不正な利益を得るあらゆる行為を指し、談合や癒着等の不正競争、強要、詐欺、資金洗浄、贈収賄、過剰な接待・贈答品の授受、不正な利益を得るためのファシリテーション・ペイメント、リベート、キックバックの不正収受、その他横領行為を含みます。
お客様の利益を不当に害することがないよう、関係会社を含む当社グループにおける利益相反を適切に管理しています。また、全役職員に対し、コンプライアンス研修・教育等を実施し、適切な利益相反管理について役職員に周知・徹底すること等を含め、当社の関係会社等と連携しつつ適切な利益相反管理に必要な体制を整備し、これを定期的に検証しています。
社会の秩序と安全に脅威を与える反社会的勢力に対して、毅然とした態度で立ち向かい、一切の関係排除に取り組んでいます。反社会的勢力への利益供与や不法な要求にも応じません。全役職員への研修とお取引先様へのデューデリジェンスを通じて、犯罪組織や反社会的勢力のメンバーと取引関係を持たないことを徹底しています。
当社グループは、事業活動を通じて得た情報を適切に管理・保護し、コンピューターネットワーク上の脅威に対する防御策を講じる責任があると認識しています。情報資産・情報システムを不正アクセス・改ざん・漏えい・損失や破損等のリスクから守るため「内部統制システムに関する基本方針」に則り、関連規程の整備・実施を通じて情報資産に対する適切な管理を行い、これを継続的に改善して参ります。
情報セキュリティ体制を確立し、リスクの管理体制、リスク対策の実装、インシデント発生に備えた体制の構築に努め、対策を推進しています。
東京証券取引所に提出しているコーポレート・ガバナンス報告書を掲載しています。
2024年5月27日 コーポレート・ガバナンス報告書
TSI VISION/グループ行動基準
経営理念
私たちは、ファッションを通じて、人々の心を輝かせる価値を創造し、明日を生きていく歓びを、社会と共に分かち合います。
VISION
時代の流れを先取りする、最高のクリエーションとライフスタイル提案を通じて、世界で最も愛されるグローバルグループを目指します。
グループ行動基準
1.公正・公平の精神と誠実さを大切に、情熱と責任を持って仕事に取り組みます。
2.常に問題意識を持ち、自己研鑚に努め、柔軟な発想で積極的にチャレンジします。
3.一人ひとりの個性を尊重し、コミュニケーションに努め、自分の役割を実行してチームに貢献します。
4.心からのおもてなしで、お客様に感動と歓びをお届けし、お客様満足の向上に努めます。
5.ステークホルダーそれぞれの立場を尊重して相互利益の実現を図り、持続的な会社の成長に貢献します。
6.社会と自然環境に心から感謝し、事業を通じて社会の発展に貢献します。
当社グループで就業する全ての役職員が法令や企業倫理に基づいて業務を行い、「誠実であること」を実践するために、「 TSIホールディングスグループ行動規範」を策定しています。倫理観を持ち、法令に沿って適切に行動することで、会社への信頼を高め、社会からの期待に応えていきます。
お取引先様とともに持続可能な環境・社会の実現に向けて「TSIグループ行動規範」を策定しています。本行動規範をもとに、法令や社会規範などを遵守し、商品やサービスをお客様にお届けすべくサプライチェーン全体で取り組みを推進していきます。