私たちの事業活動の根底にあるのは、人々の心を輝かせるような価値創造を行いたいという想いです。幸せを共につくりだすのも、提供し合うのもすべて人であり、幸せの源泉たる存在です。私たちの事業活動に携わるすべての人の健康・幸せに繋がるファッションエンターテインメントを創造していかなければならないと理解しています。
この認識のもと、TSIグループでは私たちのビジネスに関わるすべての皆さまが、身体的にも精神的にも“幸せ”な状態で活躍し、充実した生活ができることを目指します。
私たちTSIグループは策定した「人権方針」を遵守し、私たちの事業活動から影響を受けるすべてのステークスホルダーの人権を尊重します。TSIグループの従業員一人ひとりがパーパスの体現者となるために、「人事ポリシー」を策定しています。人や組織のあり方や方向性を指し示し、人にまつわる仕組みや施策を構築していきます。
当社グループで就業する全ての役職員が法令や企業倫理に基づいて業務を行い、「誠実であること」を実践するために、「TSIホールディングスグループ行動規範」を策定しています。倫理観を持ち、法令に沿って適切に行動することで、会社への信頼を高め、社会からの期待に応えていきます。
TSIの価値創造を生み出す「人財」の成長を推進します。
経営資本の人財、自然、社会、財務、情報、製造などの構成要素は、グローバルな環境や市場、マインドの変化により、求められる価値も刻々と変わっています。そのような変革の時代において、事業を創出し、価値を生み出す「人財」を尊い資源と考えています。
組織、事業が成長するためには、人の成長が欠かせません。私たちは「人財」のもつ力を最大限に発揮し、活躍できる職場の構築に向けて、戦略立案から実行までをあらゆる垣根を越えてシームレスに担うため、2023年に職種の垣根を取り払った組織として統合人事部を再編しました。
信頼と絆を築き、多様な働き方の実現や教育制度の充実、様々な人事制度のリニューアルのみならず国境やジェンダーなどあらゆる垣根を越えた価値観に対応することでTSIグループを進化させ、エンゲージメントを強める組織を醸成していきます。
従業員一人一人が私たちのパーパスである「ファッションエンターテイメントの力で、世界の共感と社会的価値を生み出す。」の実現に向けて、日々成長しながら、誰よりもスピーディーに、しなやかに変化しながらをサステナブルな商品やサービスを創出できる人財マネジメントを実現していきます。
株式会社TSIホールディングス
コーポレート本部 統合人事部長
高橋 正博
私たちTSIグループは「ファッションエンターテインメントの力で、世界の共感と社会的価値を生み出す」というパーパスを掲げています。そして、当社グループの一人ひとりがパーパスの体現者となるために、人や組織の方針を「人事ポリシー」として策定しました。
TSIグループ人事ポリシーでは「Focus on Purpose!-パーパスに向かって一丸となろうー」をスローガンとしています。多種多様な会社・ブランドの集合体である私たちがその垣根を越え、パーパスの実現に向けて一丸になろうという想いを込めています。併せて、このスローガンを日々の業務に活かすために「The 6 Values and Promises(6つの価値観と約束)」を策定しました。人事制度、人財要件、育成施策、採用戦略、人財配置、労政企画、働き方等、人と組織にまつわる様々な人事施策に展開していきます。
2023年より販売職・本社職それぞれの人事機能を統合し、㈱TSIコーポレート本部に統合人事部を設置しました。当社グループの成長に必要な人財の採用から従業員一人ひとりがモチベーション高く、幸福度を感じながら働けるような教育・評価制度の策定・運用、多様な働き方の実現、労政企画など、従業員が持ちうる力を最大限に発揮できる環境の構築・支援をミッションとしています。人事戦略立案から実行までを担います。
2023年からの統合人事部の発足に伴い、より公正で納得度の高い評価制度の設計等、当社グループの人事諸制度をさらに進化させ、グループの一体感を高めていきます。
採用においてはジェンダー、国籍、年齢、出身業界等あらゆる垣根を越え、様々なバックグラウンドや経験・知見を持つ人財確保を推進することで組織に化学反応を起こし、新たな価値を創り出していきます。
採用活動も従来の手法にとらわれず、例えばデジタル・IT領域に従事する高度専門人財の採用においてはリファラル採用、ダイレクトリクルーティングなど新たな手法での採用を導入しています。また新卒採用においては、初任給水準の見直しを2024年より実施する予定です。
グループ内公募制度
当社グループ内人財のキャリアデザインの一環および、組織活性化のために組織やブランドの垣根を越えたグループ内公募、出向、転籍等、様々な施策を随時検討・実施し、従業員がチャレンジできる風土を醸成しています。
自己申告制度
一人ひとりが自身のキャリアをデザインし、個人そして組織の成長に繋げられるよう定期的に自己申告アンケートを実施しています。現在の仕事への満足度やキャリアプラン、ワークライフバランスの充実度等を申告し、希望者には人事部との面談を設定します。
当社グループでは「学びと成長」を大切にしたい価値観と約束のひとつに掲げ、仕事を通じた学び(OJT)に加え、職種や年齢の垣根を越えて活用できる多様な学びのプログラムを提供し、誰もが自律的に学び、成長できる環境を構築していきます。
自己啓発支援制度
自らキャリアをデザインし、一人ひとりの従業員そして組織の成長に繋げるため、自発的な知識・スキル向上意欲に応える充実した自己啓発支援制度があり、多くの従業員がチャレンジしています。対象資格のラインナップは語学、業務系資格を中心に、事業戦略に応じて柔軟に追加しています。また従業員からの新たな資格追加リクエストにも随時対応しています。
eラーニング
当社グループ管理監督者全員および自ら希望した従業員を対象に、eラーニングプログラムの受講を推進しています。会計・労務といったビジネス基礎知識に加え、テクノベート等新たなテーマも網羅した必須受講カリキュラムを設定し、月間労働時間の5%(8時間/月)を学びの時間とし、場所や時間を問わない学習機会を提供しています。
研修・セミナー
その時々の組織課題に応じ、様々な研修・セミナーを開催しています。職種別・階層別の研修に加えハラスメント、情報セキュリティ等のテーマについてはTSIグループ全社員必須受講として価値観のアップデートを図る等、研修、テーマに応じて対象者を設定しています。法務、SDGsといったテーマは社内セミナーとして専門性の高い社員が講師となり互いに学びあう場を創っています。
サクセッションプラン
当社グループの持続的な成長のため、次世代の経営者候補の選定・育成に力を入れています。個別育成の実施や、社内外の有識者とのコミュニケーションを通じて、経営者としての素養を身につけることで、TSIグループの未来を創出する次世代の経営者候補の育成・配置を進めていきます。
TSIグループでは、人財に対するガバナンス体制として「サステナビリティ委員会」を始めとして「指名・報酬諮問委員会」「リスクコンプライアンス委員会」「賞罰委員会」等を設置しており、パーパスの実現に寄与する人財戦略、経営人財の育成計画、コンプライアンス強化等に取り組んでおります。
従業員データ※1 | 単位 | 2022年2月期 | 2023年2月期 | サステナ目標値\n(2025年2月期) | 備考 | |
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従業員数(正社員) | 合計 | 人 | 4112 | 3820 | - | |
従業員数(正社員) | 男性 | 人 | 1213 | 1135 | - | |
従業員数(正社員) | 女性 | 人 | 2899 | 2685 | - | |
従業員数(契約社員) | 合計 | 人 | 166 | 180 | - | |
従業員数(契約社員) | 男性 | 人 | 58 | 63 | - | |
従業員数(契約社員) | 女性 | 人 | 108 | 117 | - | |
従業員数(アルバイト) | 合計 | 人 | 1201 | 1317 | - | |
従業員数(アルバイト) | 男性 | 人 | 254 | 285 | - | |
従業員数(アルバイト) | 女性 | 人 | 947 | 1032 | - | |
従業員数(合計)※2 | 合計 | 人 | 5479 | 5317 | - | |
従業員数(合計)※2 | 男性 | 人 | 1525 | 1483 | - | |
従業員数(合計)※2 | 女性 | 人 | 3954 | 3834 | - | |
平均年齢(社員) | 合計 | 歳 | 34.4 | 35.4 | - | |
平均年齢(社員) | 男性 | 歳 | 37.3 | 38.2 | - | |
平均年齢(社員) | 女性 | 歳 | 33.1 | 34.1 | - | |
平均勤続年数(社員) | 合計 | 年 | 8.1 | 8.7 | - | |
平均勤続年数(社員) | 男性 | 年 | 9.2 | 9.8 | - | |
平均勤続年数(社員) | 女性 | 年 | 7.7 | 8.3 | - | |
女性役員比率※3 | % | 9.1 | 9.1 | - | 2023年6月に社外監査役に女性2名が就任し、2023年6月時点で27.2%に改善 | |
女性管理職比率 | % | 27.0※7 | 28.5 | 40 | ||
外国籍従業員数 | 人 | 52 | 30 | - | ||
障がい者雇用者数 | 人 | 83 | 83 | - | ||
障がい者雇用率※4 | % | 2.5 | 2.58 | 法定雇用率+0.1%以上 | ||
新卒採用人数(社員) | 合計 | 人 | 210 | 138 | - | |
新卒採用人数(社員) | 男性 | 人 | 17 | 20 | - | |
新卒採用人数(社員) | 女性 | 人 | 193 | 118 | - | |
中途採用人数(社員) | 合計 | 人 | 150 | 232 | - | |
中途採用人数(社員) | 男性 | 人 | 98 | 69 | - | |
中途採用人数(社員) | 女性 | 人 | 52 | 163 | - | |
離職率(社員) | 合計 | % | 15.6 | 16.5 | - | |
離職率(社員) | 本社 | % | 9.2 | 9.6 | - | |
離職率(社員) | 店舗 | % | 19.2 | 20.4 | - | |
男女間賃金格差※5 | 全体 | % | 69.3 | 73.8 | - | |
男女間賃金格差※5 | 正規雇用 | % | 73.9 | 77.5 | - | |
男女間賃金格差※5 | 非正規雇用 | % | 109.5 | 82 | - | |
月平均残業時間(社員) | 時間 | 4.2※7 | 5.5 | - | ||
年次有給休暇取得率 | % | 53.5 | 54.1 | - | ||
育児休業取得率 | 男性 | % | 6.5 | 11.9 | - | |
育児休業取得率 | 女性 | % | 98.0※7 | 100 | 98 | |
育児休業復職率 | 男性 | % | 100 | 100 | - | |
育児休業復職率 | 女性 | % | 93.0※7 | 98.3 | 93 | |
育児休業復職後定着率 | 男性 | % | 100 | 100 | - | |
育児休業復職後定着率 | 女性 | % | 84.0※7 | 88.1 | 84 | |
定期健康診断受診率※6 | % | 90 | 68.8 | 100 | 受診率悪化要因として、2023年2月期に新たにTSI健保加入となった上野商会の受診率が低調(未受診者の内半分弱がUS)な事が挙げられ、今後受診率向上に向け社内での啓蒙活動や上長からの受診促進等の対策を実施予定 | |
特定保健指導実施率 | % | 25.7 | 65.7 | - | ||
ストレスチェック受検率 | % | 95.6 | 96.3 | - | ||
高ストレス者比率 | % | 7.6 | 8.3 | - | ||
労働関連死亡者数 | 人 | 0※7 | 0 | 0 | ||
労働関連傷害者数 | 人 | 15※7 | 36 | 0 | 労災発生件数は対象会社が増加した事もあり増加傾向にあるが、労災事例の共有や注意喚起等により対策を実施 | |
労働関連疾病者数 | 人 | 0※7 | 1 | 0 | ||
兼業・副業申請者数 | 人 | 15 | 22 | - | ||
自己啓発支援制度申請者数 | 人 | 25 | 43 | - | ||
社内公募異動者数 | 人 | 25 | 32 | - |