アパレルの製造プロセスでは、原材料により環境負荷が異なる点を強く受け止め、自社で使用する原材料の可視化を行い、CO2排出や水使用に対して環境負荷の低いものへの切り替えやその開発を戦略的に実行します。
環境負荷を低減する素材の選択という長期目標達成に向け、新素材の開発に注力していきます。
また、素材メーカーや新興スタートアップ企業とのパートナーシップや出資も視野に入れています。
環境負荷を考慮した素材への切り替え
MARGARET HOWELL(英)は、TSIブランドの中で先行して、原材料のトレースや改善すべき領域の特定に動いています。また、世界最大のコットンサステナビリティプログラムであるBETTER COTTON™️に参画し、サステナブル素材の使用量を増やすためのサプライヤー連携を行っています。
主要原材料のトレーサビリティ100%を実現した後には、MARGARET HOWELL(英)のように具体的な目標を提示し、環境負荷の低減に向けた取り組みを実行するブランドを増やしていきます。
生分解性素材の開発
トスカバノックは、環境に配慮した地球にやさしいタグファスナーを開発しました。本製品は、土の中の微生物により自然に分解される生分解性プラスチックを使用したものとなっています。
オーガニックコットンや麻の糸と、土に還る生分解プラスチックを一体成形しています。
安全性が確認され、樹木と同程度、またはそれ以上の速度で微生物の働きにより採取的に水と二酸化炭素に分解されます。
石油系プラスチックよりも燃焼した際のCO2の排出量が少なく分別せずに廃棄して頂けます。
勘合部分は一般のプラスチックとは異なり、分解により強度が低下していきますので、お早めにご使用ください。また、常に荷重がかかる用途では安全を考慮し、長時間のご使用は避けていただくようお願い申し上げます。