TSIホールディングスグループでは、事業を創出し、価値を生み出す「人財」を尊い資源ととらえています。事業が成長するためには、1人ひとりの従業員が、共に「働く」自分に価値を見出し、成長していくことに喜びを見出して幸福度が高い状態であることが大前提であると考えています。従業員が多様性を活かしオープンマインドで業務に取組める組織づくりを目指し、従業員満足度調査や従業員のキャリアプラン充実に向けて研修制度やなどの施策を実施しています。
従業員1人ひとりは、私たちの財産であり事業を動かす資本です。人財の持つ能力を最大限に発揮していける人財を育成できないことは、長期的な成長に向けて、次世代へとつなぐ経営人財の不足による経営力・ガバナンスの低下を招くとともに、研修育成不足は生産性の低下にもつながるリスクがあると考えています。
人材が最大の能力を発揮して、高い生産性と効率によって、お客様のニーズにこたえる製品を生み出していくために、役員・従業員の成長をサポートし、自律的なキャリアを築いていけるよう、様々な施策を実施しています。「人事ポリシー」において「学びと成長」を大切にしたい価値観を約束のひとつに掲げ、仕事を通じた学び(OJT)に加え、e‐ラーニング等の職種や年齢の垣根を越えて活用できる多様な学びのプログラムを提供しています。また、階層別研修に加え、多様なテーマの研修やセミナーを実施しており、誰もが自律的に学び、成長できる環境を整え、組織の成長につなげていきます。
従業員一人ひとりの満足度調査と経営施策への反映を目的としてeNPSアンケート(従業員満足度調査)を年1回実施しています。2023年よりTSIグループ全社員に回答対象を拡大し、グループ全体の従業員満足度を高める施策に活かしていきます。
2022年 -53.0%(2021年 -60.0%より 7.0%改善)
*2022年はTSI/TSIHD本社職のみ 2023年よりTSIグループ全従業員を対象として測定を開始し、より正確な従業員満足度の実態把握と同時にスコア改善に向けたアクションに取り組んでいきます。
従業員が就業していく中で変化するライフステージに合わせた勤務形態やキャリア形成で必要なスキルを身に着け、新たなステージで活躍できる場を増やすための教育研修を充実化しています。
人財配置に活用している自己申告アンケートは異動希望等だけではなく、職場での現在の人間関係やメンタルヘルス、家族・本人の健康課題等、様々な設問からともに働く仲間として知っておくべき従業員の現状を従業員自らの申告により把握しています。
私たちは、パーパスを実現し、マテリアリティごとの目標達成に向けて、2024年3月より役員を含む部長職以上の人事評価指標に10%のサステナビリティへの貢献項目を採用することにしました。これにより、給与・賞与・昇進などに事業活動のサステナブルトランスフォーメーションを推進します。環境負荷の低減や人権の尊重を事業活動のなかに組み込み、より持続可能なビジネスモデルの構築を進めます。
株式会社TSIホールディングス(本社:東京都港区赤坂、代表取締役社長CEO 下地 毅)は、従業員への福利厚生の一環として、特例子会社である株式会社TSIソーシャルワークスの農園事業に従事する障がいを持った従業員たちが生産した野菜の社内販売会を開催いたしました。
リーフレタス、ミニ大根、ミニ人参、青梗菜、小松菜、ミニトマトなどの獲れたて新鮮野菜を各100円で販売。女性社員たちで賑わうなか、あっという間に完売しました。
当社は障がい者雇用の環境改善に取り組み、2021年3月に特例子会社の㈱TSIソーシャルワークスを設立。障がいを持つ従業員たちが本社にてファッション通販サイトの撮影補助や入出荷の確認業務、事務補助作業、物流センターでの物流管理、農園事業など様々な職場で、それぞれの個性を活かし活躍できる場を提供する仕組みを整えています。
弊社の本社を含むグループ障がい者雇用率は2024年2月末時点で2.62%、2025年2月末時点で2.72%と、法定雇用率2.50%に対し高い水準を維持しており、今後も雇用の促進に努めてまいります。