ダイバーシティー

ジェンダーを問わない活躍の推進

ジェンダー平等への取り組み

TSIグループは多様な価値観をリスペクトしあい、ともにチャレンジする風土があります。LGBTQ+・事実婚等を考慮した慶弔見舞金制度をいち早く導入する等、性別・性的嗜好・性自認を問わずすべての従業員にとって働きやすい環境を整備していきます。

TSIグループでは全体の70%を占める女性従業員が様々な職種・役職で活躍しています。働き方においては、フレックスやテレワーク勤務をはじめ、育児時短勤務を子供が小学校を卒業するまで利用可能にするなど、柔軟な働き方を促進することにより、ライフスタイルの変化に寄り添ったキャリア形成ができるよう、サポート体制を整えています。

人事制度においては、職務を問わず発揮されるスキルの高さ、目標に対する成果創出が評価や等級に反映される思想であり、ジェンダーを問わず処遇の公平性を担保しています。

TSIグループ全体での女性管理職比率は2023年2月時点で28.5%と高い水準にあります。更なる誰もがワークライフバランスが取りやすい環境、制度づくりを推進すべく、ダイバーシティ推進準備室の設置の検討を進めており、すべての従業員のキャリアアップを後押しする取組みを強化していきます。

女性管理職比率

2022年2月期 27.0% → 2023年2月期 28.5%(1.5%UP)
人事制度のリニューアルにあたり、ジェンダーや年齢を問わない活躍の推進を促
進する設計を進めています。

女性役員比率

2023年2月末日時点 9.1%→2023年6月1日時点27.2%(18.1%UP)
多様な視点から当社グループの活性化に提言をいただいています。

仕事と育児の両立支援

女性従業員が全体の70%を占めるTSIグループでは、仕事と育児を両立している従業員が多数活躍し、支援制度の更なる充実を図っています。こうした取り組みにより、2023年2月期の女性従業員の育児休業取得率は100%を達成しました。

また、2022年より男性育休促進の方針を打ち出し、産後パパ育休制度の従業員への取得奨励、研修動画の配信などの周知を実施しています。男性従業員が当たり前に育休を取得できる職場環境を目指していきます。

育児休業取得率

2025年2月期目標98.0%に対し、2022年2月期98.0%→2023年2月期 100.0%(2.0%UP)

育児休業復職率

2025年2月期目標93.0%に対し、2022年2月期93.0%→2023年2月期 98.3%(5.3%UP)

育児休業復職後定着率

2025年2月期目標84.0%に対し、2022年2月期84.0% → 2023年2月期 88.1%(4.1%UP)

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多様で柔軟な働き方の導入

TSIグループでは「みんながみんならしく、ワークライフに多様性と柔軟性を」を実現するための取り組みを積極的に推進しています。

テレワーク環境の整備をはじめ、フレックスタイム制度の対象従業員の拡大や、有休を1時間単位で取得できる時間単位有休制度の導入など、様々な働き方を可能としています。

社外での活動や知見を業務に活かし、より良いパフォーマンスを発揮してもらえるよう、一部職種においては副業制度を導入しており、今後も従業員が柔軟に働ける制度、環境の整備に取り組んでいきます。

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ダイバーシティー&インクルージョンの取り組み

わたしたちは、より良い社会の実現に向け、外国籍の方、障がいのある方や定年を迎えた方など多様な人財と共にビジネスを行うことで、従業員それぞれの個性やスキルを発揮し、事業に携われる職場の実現を目指しています。

障がい者雇用

障がいを持つ従業員が本社、店舗、物流センター、縫製工場、農園事業など様々な職場で、それぞれの個性を活かし活躍しています。また2021年3月には特例子会社の株式会社TSIソーシャルワークスを設立し、グループ全体で障がい者の職域拡大と環境改善に取り組み、活躍の場を提供できる仕組みを整えています。

グループ障がい者雇用率は2023年2月末時点で2.58%と法定雇用率2.30%に対し高い水準を維持しており、雇用の促進に努めていきます。

障がい者雇用率

目標:常に法定雇用率+0.1以上 

2022年2月期2.50% → 2023年2月期 2.58%(0.80%UP *法定雇用率 2.30%)

CASE

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インクルージョンを起点とした新たな価値創出

障がい者が活躍する農園× Urth Caffe

TSIグループでは、障がいを持つ社員が、店舗や縫製工場、センター等で様々な業務に従事しています。その中でも、特徴的なものに農園での野菜の栽培があります。野菜を育て収穫・包装・出荷まで一貫して行っています。現在、ここで収穫された野菜をUrth Caffeで新たなメニューとしてお客さまに提供する取り組みを進めています。このように、障がい者の活躍を社会に対して形にし、新たな価値を創出していくこと、また、それらを通じて働きがいを感じながら活躍できる環境を目指しています。

定年後再雇用

定年を迎えた従業員の豊富な経験・スキルはTSIグループの貴重な財産です。定年退職者自身の希望に応じ再雇用する制度を設けています。

外国人雇用の拡大

職種を問わず外国人雇用を拡大し、グローバルなスキルと感覚を備えた優秀な人財を積極的に獲得していきます。

外国人技能実習生の受入れについて、法令およびTSIグループ人権方針を遵守することに加え、日本語学習の支援や地域イベントへの参加等、日本での滞在・勤務の期間がより充実したものになるよう環境整備・サポートを行っています。

ステークホルダーメッセージ

㈱TSI コーポレート本部
統合人事部 企画課長
辻本 マリコ

安心かつ柔軟に- 働き方の多様性を実現

2021年に当社グループ全体での障がい者雇用推進に向けた特例子会社を設立しました。行政や学校と強い連携を構築し、誰もが安心安全に、いきいきと働けるようきめ細やかなサポートを行っています。
また、女性社員比率が高いことに配慮し、2007年より育児短時間勤務の対象期間を小学校卒業までとしています。出産・育児に関する法律や社内規程について丁寧にコミュニケーションを重ね、その成果として育児休業取得率・復職率・休業定着率共に高い数値を達成しています。

㈱TSIソーシャルワークス
特例雇用推進部
中塚 直哉

障がい者の活躍、定着、雇用を積極的に推進。個性を大切に、一人ひとりが自分らしく輝ける場所を創出していきます。

Q. ㈱TSIソーシャルワークスの役割について教えて下さい

当社の特例子会社として、グループ各社の障がい者雇用を担っています。障がいを持つ43名の従業員が在籍し、物流センターやB品管理センター、ECささげセンター、農園の4拠点で様々な業務に従事しています。全員が安心して力を発揮できるよう、私の役割としては各事業所の管理者と情報共有を行い、個人や業務の課題解決にあたること。仕事、健康状態、生活それぞれの状況において、一つでも不都合があると就労が難しくなるため、マネジメントに限らずその3つのバランスに配慮しながら支援を行っています。

Q.働きやすい環境づくりについて聞かせて下さい。

いきいきと働けるよう、「できる人が、できることを、できるだけ」取り組める環境づくりを推進しています。どの作業ができるか、できる可能性がある作業か、難しい作業かなど、職務能力を細分化して個々のスキルを把握しています。また、ジョブローテーションにおける様々な業務経験により、適応力やモチベーションの向上をはじめ、確実な成長を促しています。指導する中での難しさもありますが、コミュニケーションの積み重ねで生まれた信頼関係は、お互いの自信と歓びに繋がっていると感じています。

Q.今後の展望について教えて下さい

次の課題は「できる場所」、つまり働き方の多様化です。現場業務に限られる現状、長期化するコロナ禍はもとより、定着や雇用推進に向けてテレワークも視野に入れた体制づくりを行っていくことが必要だと考えています。
ファッションが好きという方もたくさんいます。夢のような話かもしれませんが、自分たちの経験をもとに、障がい者のニーズをかなえる服を自社で開発できると彩り豊かな創造が広がると思います。社会、TSIグループの一員として共感できる職場づくりをさらに目指していきます。